恋愛においては、失敗がこわくてなかなか行動に移せないことってありますよね。
草食系という言葉がよく使われる今日ですから、「気になる相手に断られるくらいならばこのままでいい」なんて思ってしまうこともよくくあることではないかと思います。
でもやっぱり叶う事なら気になる相手とは結ばれたいものですよね。
ということで、この記事では「奥手な人の恋愛のファーストステップ」についてお話していこうと思います。
恋愛に奥手な草食系が多くなっている
2017年に明治安田生活福祉研究所が「男女交際・結婚に関する意識調査」を実施しました。
これは、全国の15歳~34歳の男女を対象に行ったもので、恋愛や男女交際への意識と実態についての最新の状況が明らかになりました。
これを見ると、10代後半・20代前半の男性の7割が恋愛に消極的、つまり草食系のようです。
女性も6割は草食系のようで、おそらくですが、これが他の年代になったからといって、数字が大きく変わるようなことはないのではないでしょうか。
これは少し驚きの結果ですよね。
なんと男女ともに約2人に1人が異性と話すのが苦手のよう。
意外と多くの人が異性と話すのが苦手意識を持っているのです。
そして、それは男女に大きな差はありません。
これらの調査結果からわかることは、今日では、恋愛に対し草食系な奥手男子・奥手女子が多く存在する社会になっているということですね。
少しでも積極的になることが成功への近道
異性とコミュニケーションを取ることが苦手だという人に話を聞くと、「何を考えているのかわからなくてこわい」「異性は自分とは違う生き物のように感じる」などの理由が挙がることがあります。
確かに、男女では考え方や優先する事柄が違いますし、身体のつくりなど染色体レベルで違う生き物です。
そのため、同じ人間とはいっても、全然違う生き物のように感じてその未知の相手に対して不安を抱いてしまうのです。
けれど、それは相手にとっても同じこと。
相手にとっても、あなたは異性で、未知の存在です。
もっと言うと、相手が非常に親しい同性の友人であっても、相手のことを100%知ることはできません。
そういう意味では、異性に限らず誰もが未知の存在と言えるでしょう。
それでも同性の相手が異性ほどこわくはないのは、性別が同じであるという点で異性よりは多少理解しやすく安心感があるからですよね。
つまり、異性を未知の存在のように思って不安を抱いている人は相手が異性だからこわいと感じているのではなく、相手を知らないからこわいと感じているのですね。
すると、大切なのは、知らないからこわいと思って敬遠してしまうのではなく、こわいと思わなくなるためにも、積極的にコミュニケーションを取っていくことだとわかります。
ただ受け身でいるだけでは、相手のこともわかりませんし、相手もあなたのことがわからず「ただの他人」という位置づけのままにしてしまいますから、積極的になることが重要なんです。
さらに言うと、積極的なほうが恋愛のチャンスが多くなるのですが、それについても上でも挙げた調査で明らかにされています。
25~34 歳の男女に対して、自身の恋愛・男女交際へのスタンスを未既婚別にたずねたところ(既婚者は結婚前の意識について回答)、男性で「恋愛・男女交際に積極・能動的」の割合は、既婚者は 53.4%で未婚者の 23.1%より 30.3 ポイント高く、女性で「恋愛・男女交際に積極・能動的」の割合は、既婚者は 46.8%で未婚者の 26.6%より 20.2 ポイント高くなっています。特に男性で既婚者と未婚者の差は顕著です
つまり、結婚をする人ほど恋愛に積極的ということですね。
奥手な人が多くなっているとはいえ、結婚をしている人ほど恋愛に積極的で、しっかりと自分でそのチャンスを広げているのです。
ともすると、やはり恋愛においては、少しでも積極的になることが成功への近道ということですね。
具体的にはどんな行動を取ればいいの?
積極的になるとはいったいどんな行動を取っていけばいいのでしょうか。
その答えは「意識を変える」こと、
そして、「挨拶+α」です。
意識を変える
そもそも「奥手」という言葉の意味を知っていますでしょうか。
goo辞書によると奥手とは、
一般に、遅く成熟すること。
とあります。
奥手はもともと稲などの植物の成長に関して使う言葉を人に当てはめて使っているものではありますが、その意味のなかに「成熟できない」とはありません。
そうです。まだつぼみというだけなんです。
その時点では確かに「控えめ」で「引っ込み思案」かもしれません。
積極的に気になる相手に声をかけることもできなかったかもしれません。
でもそれは単にあなたが遅咲きだったというだけかもしれません。
もしそうであるなら、これから少しずつ頑張っていけるような気がしてきませんか?
考え方は自分だけのものですから、周りのことも特に考えないで変えていくことができます。
考え方や意識を変えていくことで行動も変わっていきます。
そして、行動をしていけば、ついには花を咲かせることができるのです。
「今まで恋愛に消極的だったのは、遅咲きだったから」
そう意識をポジティブなものに変えることができれば、そのときには確実に成熟に向かって踏み出せています。
挨拶+α
意識を変えたら、次は実際に行動です。
相手へのアピールは話してみることからはじまります。
その中でも、もっとも自然で違和感の少ないものといえば、挨拶です。
挨拶はコミュニケーションの第一段階。
基本的に気軽でフランクなものでありますので、強く気張る必要もありませんし失敗することもそれほどありません。
とてもハードルの低い行動ということなんです。
でもただ挨拶だけと考えていると、本当に挨拶のひと言だけで終わってしまい、その後何とも言えない気まずい空気が流れてしまうこともあります。
そこで、オススメしたいのは、挨拶だけでなくもうひと言付け加えることです。
例を挙げれば、こんな感じ。
「こんにちは。」
「前から思ってたのですが、○○さんってオシャレですよね。」
ここでは、相手をただ褒めるだけでなく、「以前から気になっていた」ということをそれとなしに伝えています。
このようなさりげなく小さなアピールであれば、伝えるのに変に意識しすぎることもないですし、言われたほうとしても、明かなアピールとは思いませんので悪い気はしないものですので、さりげなくも重要なポイントです。
そして、このような挨拶を繰り返していき、日々挨拶をし合えるようになれば、普通に会話する準備は万端です。
むしろ、このようなやり取りを日々できるようになれば、もう会話もきっと自然な流れでできていることでしょう。
そうしたら、会話の中で知った相手の好きなものから、食事やデートに誘うということもできてしまうんです。
自然な流れでのアプローチは、変にハードルが上がることがありませんので、勇気を出して、かしこまって……ってするよりも成功率もアップします。
まとめ
今日では恋愛に対し奥手の人がたくさんいる状況となっていますが、恋愛においてのひとつの目標である結婚をしている人たちの多くが恋愛に積極的だということがわかりました。
もともと奥手である人が積極的になるには大変な労力を要します。
だからこそ、上で話したような小さな一歩の積み重ねが必要となりますので、一気に大きく変わろうとするのではなく、小さく一歩ずつ行動をしていくことが大事かと思います。