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「ハロウィン」とは?
最初に断っておきます。
ハロウィンは「カップル」の為のお祭りではありません。
ではなんのお祭りなのでしょうか?
起源は古代ヨーロッパまでさかのぼります。
古代ヨーロッパ中部にいた「ケルト人」という民族が伝統的に行っていた行事が「ハロウィン」の始まりとされています。
古代ケルト人にとって10月31日は、日本風に解釈すると「大晦日」、「冬至」、「お盆」をひとまとめにした行事です。
当時は世界を席捲していた「キリスト教」がそれほど布教されておらず、民族毎に宗教が違いました。
ケルト人の信仰の対象は、「自然信仰」(ドルイド信仰とも云われています)でした。
年末に自然の恵みに感謝をし(収穫祭)、冬の訪れを待ち(冬至)、死者である先祖の霊を供養(お盆)するのがケルト人の「ハロウィン」です。
間違っても子供達が「お菓子をくれなきゃ・・・」というような陽気なお祭りではありませんでした。
それが現代のような形になったのは、ここ最近(といっても100年前ですが・・・)の話。
イギリスやスペイン、イタリア、ポルトガルなどの海戦強国がしのぎを削った「大航海時代」にアメリカ大陸を発見したのは皆さんご存知のはず。
その後アメリカは色々な国に植民地として切り分けられ、1792年の独立戦争まで、イギリス帝国の植民地となっていました。その頃に「ハロウィン」の文化が根付いたとされています。
その後アメリカは独立し、「ハロウィン」を国民の祝日に制定したのが、現在の「ハロウィン」の形です。
彼女さんがハロウィンって何?と聞いてきたら、ドヤ顔で答えてあげましょう。
簡単なのは、「古代ヨーロッパ中部発祥の日本のお盆+冬至+大晦日」でOKです(笑)
カップルで楽しめるハロウィンまとめ
ハロウィンの起源を見て気づいたかも知れませんが、このイベント・・・「カップルに全く関係のないお祭り」です。
ではなぜ最近になってカップルのイベントとして定着しつつあるのでしょうか?
様々な要因はありますが、やはり一番の要因は「テーマパークのイベント」が挙げられます。
1990年頃にディズニーランドのイベントがきっかけで、ハロウィンが定着した日本。
90年代と言えば現代日本の若者文化の礎が出来た時代でもあります。
アニメやコスプレ、インターネットや携帯電話など現代の日本を語る上で欠かせない文化が生まれた年代でもあります。そして2017年の現在、ハロウィンは若者だけではなく、家族やカップル、友人達など全てのコミュニティにとって重要なイベントへと急速に進化していますね。
カップルにとってのハロウィンはどのようなイベントなのでしょうか?
仮装でハロウィン
カップルで出来るハロウィンで一番手軽なのは、やはり「仮装」です。
仮装といってもアメリカのハロウィンのようにゾンビの特殊メイクなどの手の込んだ事をしなくてもいいのが日本のハロウィン。
もちろんカップル同士で特殊メイクをするのも面白いですが、最近の日本のハロウィンの仮装の傾向として、その年に売れている芸人さんのコスプレが流行しています。
近年であれば、「平野ノラ」さんの「バブリースーツ」や、「ピコ太郎」さんの「PPAPスーツ」など、ハロウィン本来の仮装の意味合いとはちょっと違った「仮装?」がトレンドです。
今年のハロウィンの仮装アンケートでは、「ブルゾンちえみwith B」や、「サンシャイン池崎」さんが予想アンケートの上位に。仮装といえるか微妙ですが、「全裸にお盆で金の大きな蝶ネクタイ、アキラ100%」さんもトレンド入りしそうです。
カップルであれば、エマ・ワトソンの「美女と野獣」、ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」などが多くなりそうですね。
他にも同じゲームのヒーロー、ヒロインなど工夫次第で楽しめる「ハロウィン仮装」。
是非チャレンジして、彼女とのハロウィン・パーティを楽しみましょう!
観光スポットでのハロウィン
やはり観光スポットはデートで行くのもオススメです。
前述したディズニーランドをはじめ「USJ」や「長崎ハウステンボス」など、外国的要素が強いテーマパークではハロウィン限定イベントが目白押し。
旅行会社もハロウィン限定でのテーマパーク込々プランが多数発売されていますね。
もちろん財布と相談ですが、旅行がてら二人きりのハロウィンを楽しむのもワクワクしますね。
ディナーでハロウィン
レストランもハロウィン限定メニューが多くあります。
居酒屋でさえ期間限定でハロウィンメニューを提供している所も増えていることから、色々な業界でハロウィン特需が受けられそうです。
レストランのハロウィンは大人のハロウィン。高級レストランでの限定メニューは10月31日の収穫祭を模したものから、カップル限定のハロウィンメニューなどがあります。
「限定」という言葉に弱い日本人・・・。
しかしハロウィンは10月31日限定なのですから、しょうがないですよね?
お家でハロウィン①料理
外出して仮装や高級レストラン、テーマパークはちょっと・・・というカップルにもオススメなのが、「宅呑み」ならぬ「宅ハロウィン」。
まずは料理から準備しましょう。
手軽にデリバリーでハロウィン限定ピザなどでも良いですが、思い出には残りませんよね?
簡単に出来るハロウィン料理といえば「かぼちゃ」を使ったスイーツ等はいかがでしょうか?
もちろん自分で作ってサプライズでも良いですが、やはり「カップルハロウィン」の醍醐味は「一緒に楽しむ事」。
彼女さんと一緒にスイーツを作るとか中々経験出来ません。二人の共同作業でもある「料理」はお互いの気持ちを確かめ合える絶好の機会です。
クックパッドや、雑誌など、手軽に出来るハロウィンメニューが多く掲載されているので、そちらを参考にしても良いかも知れませんね。
お家でハロウィン②部屋の内装、雰囲気
料理だけでは物足りない!そんな方にお勧めなのが、「部屋の内装」です。
今や完全に市民権を得た「100円SHOP」。夏のお祭りシーズン後からハロウィン一色になっていましたね。
もちろんお部屋の内装グッズも多く販売されています。
ジャックオーランタンのキャンドル受けなど、定番の商品から、壁掛けタペストリーなど、手軽に取り付ける事が出来るのも魅力です。
一緒に買い物ついでに、今から宅ハロウィンの準備を始めてみたらいかがでしょうか?
それもカップルで楽しめるハロウィンの醍醐味ですよ。
お家でハロウィン③オリジナルハロウィンを二人で企画??
何もハロウィンに決まった形はありません。そこは日本人の強みでもありますね。
特殊メイクつながりでゾンビではなく日本の「幽霊」の仮装をしてもOKですし、和風料理にかぼちゃを入れるだけでハロウィン仕様にもなります。
そんな色々な工夫で楽しめるのが「ハロウィン」の凄い所です。
「インスタグラム」や「ツイッター」などのSNSを使って、友人同士のパーティの写真や動画を超える、「LOVEハロウィン写真・動画」をアップしてみたらいかがでしょうか?
やっぱりカップル・リア充が最強なんです!!
まとめ
ここまでカップルで楽しめるハロウィンをまとめてきました。
ハロウィンの起源の項で触れませんでしたが、ハロウィンの大事なテーマは「収穫祭」です。
一年の実りに対して感謝する気持ちを持つことが一番重要です。
その「実り」が「食べ物」である決まりはありません。「家族」、「友人」、そして大切な「恋人」。
実りのあった一年に感謝をして、それぞれの「実り」をお祝いしましょう。
それが冬の準備(クリスマスやお正月)にもなります。この記事がお二人の、より素敵な思い出になる手助けが出来れば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。