恋愛探偵の中村千花です。
すっかり夏になりましたね。
夏といえば、『恋の季節』。
陽気が暖かくなるにつれ人の心も開放的になるのか、
夏には新しい恋が生まれがちです。
打ち上げ花火とともに、新しい恋もパーッと花開き、
あっという間に冷めちゃうというのが夏の恋。
どうやら、太陽に当たる時間が長ければ長いほど
人は脳から『幸福ホルモン』がたくさん分泌されるので、
夏は恋に落ちやすい環境ができあがっているようですよ。
「日照時間のせいなのか!?」
と、科学的に解明されているということにびっくりします。
それなら、南の島の住人は恋に落ちやすい環境にある
っていうことでしょうか。
脳科学の領域になってきましたね。
こういうお話は嫌いじゃないんですが
私は脳科学者じゃないので、今日は残念ながら割愛します。
ということで、
『恋愛探偵』の役割に戻りましょう。
今回のクライアントさんはBさんという女性の方。
クライアントBさんからの相談
20代女性でBといいます。
なんとなくお付き合いしている
状態の相手がいます。
相手の男性は20代後半で、
性格的には優柔不断です。
『元カノとちゃんと別れていないから
待って欲しい』と言われて
3ヶ月が経ちました。
彼が言うには、元カノとの仲は半年以上
冷えていたようなんですが、
ちゃんと別れ話ができずにいるようで、
今も2週間に1度は会っています。
いつも
「今日こそ別れ話をしてくる」と言って
出かけていくのですが、
「話ができなかった」と連絡がきます。
元カノの嫌がらせで別れてくれない
と聞いていたのですが、
最近は、そうじゃないかも
と思うようになりました。
なぜなら、彼の誕生日やクリスマスも
当日じゃないですが会っていて
プレゼントをもらっていたので、
嫌がらせではない気がします。
それに、別れ話をするために会うにしては
長い時間元カノと会っているからです。
もしかすると彼は、
元カノと会うのを嫌がっていないかもと
思いはじめると、
このままお付き合いを続けても
いいのかどうか不安になりました。
彼は元カノとの今の関係を
終わらせるつもりがあるのかどうか、
推理してもらいたいと思います。
話を整理していきましょう
とっても女性らしいご相談です。
というのも、疑問視すべき部分が、心の不安として出ていますね。
きっと、彼と過ごしている時に
小さな疑問がふと湧き上がるのでしょう。
つつましやかな女性はそういう時は言葉にしないですが
疑問がたくさん集まると総合的に「NG」が出ます。
「なんで振られたか分からない」という男性は、
彼女の積載量オーバーになっちゃったんでしょう。
Bさんの中では、疑問視するところも見えているし
答えもでていると思います。
現在、Bさん・彼・元カノの三角関係ですが、
彼がこの関係をどうしていきたいか検証していきましょう。
『三角関係のゆくえ』
Bさんは
彼が『元カノとの今の関係を
終わらせるつもりがあるのかどうか』
知りたいということですが、
答えは『終わらせるつもりはない』の一言です。
なぜなら!
彼にとって今の環境って、
とっても心地がいいんですもん。
だってね、Bさんからは好意を向けられているし、
元カノは献身的。
そんな“両手に花”状態を
終わらせる理由がないですよね。
そもそも、この彼は
誠実的な気質が薄いんじゃないかな。
Bさんが『元カノと会うのを嫌がっていないかも』という
疑問を持ったのは、正しいと思います。
誠実的な人であれば
元カノに愛情がなくなった時にきっちりお別れしているでしょう。
それができないままBさんともお付き合いしている……
いや、ちゃんと付き合ってはいないっぽい!?
って、どういうことじゃ!!
彼は、一人の女性に絞れない浮気性の人かもしれませんね。
元カノと別れるつもりははじめっからないのかも。
複数の女性を傍にキープしたい男性からしたら
『元カノ』ってワードは魔法の言葉なんですね。
しかも、その『元カノ』を悪者にしてしまったら
今カノであるBさんの承認の上、堂々と元カノと会えるわけです。
実際彼がそこまで計算高いか分かりませんが、
彼と元カノが会っているのを
Bさんが「しょうがないな」と思いながらも許してしまっているのは
事実ですよね。
THE 推理
Bさんのご相談は
『元カノとの今の関係を終わらせるつもりがあるのかどうか』ですので、
端的に言わせてもらうと、『終わらせるつもりはありません』
もしもBさんが他の女性の影を感じながらも
彼と付き合いを続けたいなら
(それでも彼が好きなら)
お付き合いを続けてもいいかも。
けれども、当たり前ですが
自分のことしか見て欲しくないと思っているのであれば
彼は難しいと思います。
もしかしたらの話ですが、
元カノからしてみたらBさんは彼の浮気相手という
立場にあるかもしれませんよね。
“二兎を追う者は一兎をも得ず”
ということわざがあるくらいですが
こういう男性はゆくゆくは誰も傍にいてくれない
寂しい人生になっちゃいそうです。
やはり、
きちんとお付き合いしたい人には
男女問わず誠実に接しないといけないよなと思うんです。
真面目=誠実ではないから
何をもって誠実なのかが分かりにくいところですけどね。
恋愛探偵よりひとこと
Bさんは彼のことを
『性格的には優柔不断』と評価していますが、
優柔不断な人って、失敗したくない人なんですよね。
『食べたいものが決まらない』
『どこに行きたいか分からない』
『いつがいいか分からない』
であれば、まだ可愛いものですが
『どちらの女性がいいか分からない』
というのは、単なる自己中ではないのでしょうか。
相手に迷惑をかける優柔不断は
よろしくなーい!
「おれ、優柔不断だから」を
堂々と免罪符にするような人は、
きっと自分でも知らずに他人に迷惑をかけていますよ。
私も食べたいものが決まらない優柔不断なので、
気をつけようと思います。